グリーンヒル歯科医院 ブログ。

・・・・・ 院長のひとりごと ・・・・・
スタッフ紹介
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        グリーンヒル歯科医院 衛生士のご紹介

     
        甲斐由香さん      山口智子さん
     

    | hulaboy | 歯科治療 | 17:44 | comments(0) | - | - | - |
    ガラスセラミッククラウン(二ケイ酸リチウムガラス)
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      ガラスセラミッククラウンの当院症例です。ガラスセラミック(二ケイ酸リチウムガラス)に色つけをするという方法で作製しました。従来のセラミッククラウンよりセラミックの破折が起こりにくいというのがセールスポイントです。

      仮歯の状態、上の前歯(右犬歯から左犬歯)

      ガラスセラミッククラウン装着後すぐの写真です
      | hulaboy | 歯科治療 | 17:01 | comments(0) | - | - | - |
      私はまだ学んでいるby Samuel C. Ursu
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        私が購読しています歯科雑誌THE  INTERNATIONAL JOURNAL OF

        PERIODONTICS & RESTORATIVE DENTISTRYからSamuel先生のEditorial Voiceをご紹介いたします。

         

        50年以上の歯科臨床から見えてきたこと by Samuel C. Ursu

         

         歯科疾患、歯科性外傷、あるいは先天性の歯の形成異常などの治療に携わってきた修復歯科医師であれば、治療努力の成果は患者の寛大さによるところが大きいことをよく認識しているはずである。治療を成功裡に達成するには、患者が本気で心の底から協力してくれることが不可欠であることをわれわれ歯科医師は経験から学んできた。そうした意欲のある患者はどのような治療であったとしても良好な結果を享受することが多い。

         

         適切な協力関係を結ばずに治療を推し進めるならば、どのみちたいていの治療は失敗に終わるものである。どのような場合でも、患者と歯科医師の信頼関係が成り立たなくなったら、患者は別の歯科医院へ転医するのが得策であり、歯科医師はその患者の治療をあきらめるのが最善の方策といえよう。

         

         治療方法が効果的であるということは、患者の心情と経済的余裕、さらには知的理解さえもが、術者の技量と融和しているということである。したがって、どのような治療を行なうにしても、患者、修復歯科医師、協力する専門医、さらにスタッフを含めた全員の対話による共通理解が不可欠である。

         

         歯科修復治療の中では、補綴治療はもっとも時間がかかり、治療費も高くなりやすい術式といえる。ただし、補綴治療が完了したとしても、それで補綴治療が完結するわけではないし、歯科治療が終了するわけでもない。

         補綴治療は患者の生理学的および心理的な健康をもとにあった状態に構築し直す方法にすぎない。歯科修復による再構築が成功するということは、歯科医師は完了した補綴を改めて見直す必要があってはならないし、治療後の結果こそが完了した補綴の評価基準であり、患者側からすれば、回復した喜びと満足を心から感じている状況でなくてはならない。

         

         歯科修復による再構築は芸術であり、症例ごとに個別の特徴を有する過程を経て達成されるため、別のすべての歯科治療とは異なる。その治療は科学的な法則と原理に依拠して行なわれるが、どの症例も特有で同じではない。

         どの修復も個別に製作される。つまり、治療内容、支台、材料、および最終目的が同じ症例であっても、まったく同一の補綴物で間に合うわけではない。修復歯科医師の管理責任は特有なデザインを自由に駆使でき、しかも特別なデザインを創造的に活用することにある。修復歯科医師の技量は、そうした管理責任を果たせるか否かで評価される。

          

          修復歯科治療の工程は、患者が治療を求め、続いて歯科医師が治療の実施を決断することで始まる。治療計画に相互が同意いた後、どちらか、あるいは双方の拒否の申し出がないかぎり、別のすべての治療法を考慮に入れたうえで、歯科医師と患者の協力の下、一つの治療法を選択することになる。この選択肢は特異的に処方されたものではなく、通法によって事前に提示された内容であり、治療が進むにつれ特異的に発展していく。

         その治療は物理概念や形態、構造にとらわれることなく始まるが、治療途上で基礎的な科学法則や物理的および芸術的原則、患者の要望(明示、暗示にかかわらず)が効果的に取り入れられ、さらには双方の良き信頼関係が存続していることこそが、治療が順調に進行している評価基準になるといえよう。

         

         歯科医師が治療に取りかかる目標は、疾患とその放置による損害を改善すべく、何を差し置いても患者にとって最善の好ましい治療計画を立案することにある。このような努力をすることで、歯科医師は自分が有する技術に頼らねばならないし、自分のもてる芸術的技量に見合った科学的な範疇で治療をすることになる。さらに、患者からの要望、および宇宙の物理的法則によって示された限界の中で、治療を遂行する必要に迫られることになる。

         

         歯科医師として、難治性で手に負えない、治療が困難な症例に遭遇することがある。そうした症例の多くは、かって有能な歯科医師によって治療が施されたにもかかわらず、結局のところ再治療が必要になったわけである。過去になされた修復治療と照らし合わせて、自分の能力と技量の範疇で良好な結果を達成できるかどうかという疑問にぶち当たることになろう。

         

         いかなる修復治療であったとしても、多分うまくいくであろうと楽観的に考えることはできる。しかし、もしその修復歯科の症例がかなりの長期にわたって機能していた場合には、近い将来に失敗が訪れることを想定しておいたほうがよい。完璧は蓋然性ではないことを理解して、よく承知しておくべきである。失敗が生じた際に期待できる最善のことは、改善を試みて問題を解消することに真摯に対応することである。

         

         一つの治療術式を始めてしまったら、元に戻ることは難しいもので、ひたすら術式を推し進めるしか道はないように思える。そして患者に強いる肉体的負担と経済的負担がどれほどのものになるかは神のみぞ知るだけであるといった未知の課題への不安が残るだけである。歯科医師とそのスタッフは不安と疑惑、恐怖に苛まれ、同時に精力的に、過度に批判的で、完璧主義になり、自分自身の性格や動機、さらには行動力に関して洞察を要することとなる。

         

         すべての治療内容の創造性はその歯科医師の人格と関連している。歯科医師は何もない空間に生息しているわけではなく、古くから培われてきた伝統を継承しており、その先には未来が横たわっている。今、歯科医師は何がなされてきたかという時代と何がなされるのかという時代のはざまにいるわけで、その境界部分にこそ歯科医師の自由と責任が存在している。

         

        テーゼ(定位)−アンチテーゼ(反定位)−ジンテーゼ(総合)

         

         良くない日でも、少なくとも患者に害をなすことなく、少しでも学べることを期待できよう。良い日でも、より良い結果がえられるわけではない。

         

                Ancora Imparo

                      私はまだ学んでいる

         

        以上Samuel先生のEditorial Voice転載いたしましたが患者の協力がなければ良い治療結果は得られないということは実感できる言葉ですね。

        未熟な歯科技量しか持たなくてもずっと通院してくれる患者は歯科医師にとって神さまみたいな存在ですね。治療に不具合が生じても通院してくださり歯科医師に経験を積ませてくれる患者に支えられ歯科医師は成長していきます。そして他の患者に熟練した卓越した技術を提供できるようにもなります。

        そのような神さまの治療ができる歯科医師は幸福者ですね。

        わたしはときどき幸福です。

        Samuel先生の「良くない日でも少なくとも患者に害をなすことなく、少しでも学べることを期待しよう」という言葉はいいですね。
        | hulaboy | 歯科治療 | 18:38 | comments(0) | - | - | - |
        歯軋り(bruxism)
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          歯軋りは就寝中に無自覚に行なわれます。
          人に指摘されてあるいはご自分で歯軋りを行なっていることに気づく方もいますが、歯軋りを行なっていることに気づかない方も多いですね。

           歯軋りはさまざまな歯科のトラブルを起こす原因になります。
          歯周病の方で歯軋りを放置していますと歯の動揺が引き起こされてきます。
          歯軋りによって歯の磨耗も起こります。
          特に犬歯の先端部は磨耗が認めやすいところです。
          次の写真は磨耗のない正常な犬歯です。20代の方です。
          正常な犬歯はこのように先端部がとがっています。

           次の写真は本人は気づいていませんでしたが、歯軋りによって磨耗した犬歯です。
          右上の犬歯が磨耗しています。

          → 
          中心咬合から下顎を右にスライドさせていきますとこのように上下の犬歯が重なります。
          このように上下の歯をスライドした状態でがぴったりと重なることは歯軋りをしている根拠となります。
           実はこの方の歯軋りが問題となったのは7年間機能していた左下第一大臼歯部に埋入していたインプラントが動き出したことでした。歯軋りが原因でインプラント本体が動揺したと思われます。

           当時の問診では歯軋りはないということでprotection splint(ナイトガード)の装着を行なっていませんでした。今はインプラントの再治療後スリントを装着されています。そのスプリントに歯軋りの軌跡が刻まれています。
          protection splint
          歯軋りによって付いた軌跡
          ご本人もこの軌跡を見まして初めて歯軋りをされていることを自覚されたようです。
          下の奥歯がインプラントです。就寝中はスプリントで上の歯との摩擦からガードされています。

           歯軋りは歯の動揺、磨耗、歯牙破折、(歯冠部破折、歯根破折、)差し歯のプラスチック、セラミックの破折、破損、インプラントの上部構造破損、インプラント体の動揺などを引き起こす原因になります。歯を失ってしまう原因にもなってしまうこのようなトラブルを防ぐために当院では注意深く歯軋りの有無を診査してします。
           歯軋りされる方にはProtection Splint(ナイトガードと呼ばれているマウスピースのこと)を装着して就寝されますことをお勧めしております。
          | hulaboy | 歯科治療 | 15:18 | comments(0) | - | - | - |
          日本国際歯科大会in横浜
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            会場の横浜パシフェコ
            ホテルから見た東京タワー
            根管治療について
            今回、国際歯科大会を聴講した主な目的の一つは根管治療の最前線を勉強するということでした。
            結論から申しますと私の学生時代の根管治療とベースは変わっていないということでした。
            ‥切な根管拡大、∈管内の洗浄消毒、デッドスペイスを作らない根管充填この3つの基礎をいかに的確に処置できるかに予後はかかっています。器具は進歩していますが、目を見張る進歩はありませんね。根気よく丁寧に治療するという基本姿勢は不滅でしょうか。

             安心したようながっかりしたような歯内療法の現状でした。
            | hulaboy | 歯科治療 | 15:40 | comments(0) | - | - | - |
            歯科大会、ドガ展
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              10月8,9,10日は日本国際歯科大会に行ってきました。
              Quintessence出版株式会社が主催する4年に一度の歯科大会です。海外の演者30名国内の演者50名大きな大会です。
              スピーカーは高名な方から新進気鋭の若手の歯科医師、そして技工士、衛生士の優秀な方々です。

               歯科治療の大きな流れを把握することが私の大会出席のおおきな目的でした。歯内療法(歯根の治療)歯周再生療法インプラント治療の講演を主に聴いてきました。

               会場のパシフェコ横浜のすぐ近くの横浜時術館でドガ展が開催されていましたので、講演の帰りに観てきました。
               踊り子の絵画は秀逸でしたね。
              会場を一回りしたあとに3回くらいこの画の前に足を運ばせる魅力ある作品でした。

               横浜、東京に行きますとと相当歩きますので宮崎に帰ってからどっと疲れがでてきます。
              | hulaboy | 歯科治療 | 16:34 | comments(0) | - | - | - |
              創傷の消毒についてby m3.com
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                創傷に消毒液は絶対に使わない
                皮膚再生を妨げるとする見方がある半面、化膿や敗血症の予防に効果との見方も根強い
                2010年8月10日 星 良孝(m3.com編集部)
                最近、切創、擦過創などの創傷に、消毒液を一切使うべきではないとする考え方が出ている。
                一方で、化膿や敗血症を防ぐために消毒液は依然として必要だという考えも根強い。
                「臨床賛否両論」の第1回では、創傷に対する消毒液使用の賛否を問う。
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                賛成消毒液を絶対に使用しない 「どんな場合でも創傷には消毒液を使うべきではない」と強調する石岡第一病院の夏井睦氏
                 「ここ10年間、消毒液は1滴も使っていない。消毒液は創傷治療に使ってはならないものだ」。石岡第一病院(茨城県)傷の治療センター長の夏井睦氏はこう言い切る。
                 夏井氏は、消毒液の作用機序、細菌が傷口で増殖する原因などを分析。その上で、ポピドンヨードやクロルヘキシジンに代表される消毒液は使用する場面がないと結論付けた。創傷の程度によらず使用していない。消毒液が創傷の再生を阻害すると考えるからだ。
                 細菌を殺す手段は多様だが、殺菌のターゲットを整理すると、細胞壁、細胞膜、細胞質、核酸(DNA)の4つに絞られる。夏井氏は、「消毒液はヒトも持つ細胞膜や細胞質のたんぱく質を変性させるため傷口の再生を担う細胞を殺し、潰瘍を深くするだけ。たんぱく質の変性を起こす点で、消毒液の作用機序は熱湯と同じ。消毒液を創傷に使用することは、傷口に熱湯をかけているようなもの」と説明する。細菌は細胞壁を持つ分、ヒト細胞よりも細菌の方が消毒液から守られているという。
                水道水で洗えば十分
                 消毒する理由として、傷の化膿や敗血症の予防が挙げられるが、夏井氏は、「感染の場となる汚れ、血腫や滲出液などを徹底的に取り除くことが重要。その目的を果たすには、水道水で洗い流すだけで十分だ」と強調する。
                 皮膚の表層には、化膿や敗血症の原因菌を含めて多くの細菌が存在する。感染が成立して、細菌が増殖して、化膿することはある。しかし、感染がいつも成立するわけではない。細菌が大量に存在する肛門に傷のある切れ痔の人、手術後にギプスをはめている人のギプスで隠れた縫合創は化膿することが少ない。一方で、痔婁の人は、細菌が増殖して感染を起こして化膿する。「相違点は細菌が増殖する場の有無」と夏井氏。血腫、浸出液、縫合糸など細菌の栄養分と水分が滞っている場所が感染源となる。ここで細菌が増殖すると、感染症状を起こし、化膿を引き起こす。重要なのは、感染の場を取り除くこと。
                 「大量の細菌が存在しても、膿があっても、炎症がなければ化膿ではない。細菌や膿よりも炎症の状態を重視すべき」(夏井氏)。炎症の4症候は、腫脹、疼痛、発赤、熱感が見られるかどうか。細菌の増殖が疑われたら、抗菌薬で対処すべきだと夏井氏は強調する。

                反対消毒液を使用して構わない
                「ケースバイケースで消毒液は使うべきだ」と語る徳島大学教授の中西秀樹氏
                 「何でもかんでも消毒してはいけないという考え方が出ており、多くの医師が悩んでいるのではないかと思う。しかし、擦り傷、切り傷、挫創などに対して消毒液は、ケースバイケースで使用していいものだ」と説明するのは、徳島大学形成外科教授で、日本形成外科学会理事長も務める中西秀樹氏だ。
                 傷口を消毒する大きな目的の1つは、化膿や敗血症を防ぐこと。創傷において大腸菌や緑膿菌などが増殖し細菌が血液中に入ると、ショックを始めとした全身症状を引き起こすことがある。創傷部位の汚れがひどかったり、膿が多く出ていたり、臭いが強くなっていたりした時には消毒液で洗浄し、細菌量の抑制を図ることになる。
                 「消毒液によって細菌の量を減らしていくという措置は、行っておいてマイナスになることはない」。中西氏の考え方を一言で言えば、こういうことだろう。口腔粘膜や消化管など消毒が難しい場面もあるが、皮膚の消毒は簡単かつ確実に行える手技だ。創傷に伴う汚れ、血腫、滲出液などの汚染源は細菌の増殖を招き得るので、消毒液で除去していこうとするのは合理的というわけだ。
                感染疑いは消毒液で洗浄
                 消毒液使用の意味は、創傷治療が滞りなく行われてきたという、多くの医師の臨床経験に裏打ちされている。細胞を傷害する見方もあるが、細菌量抑制のメリットがデメリットを上回るというのが、中西氏の分析だ。表皮や上皮の細胞は、口腔や消化管、肛門の粘膜と比較すると、上皮化に至るまでのプロセスに時間がかかる。感染のリスクは相対的に高く、消毒液を使える場面では使う価値が出てくる。
                 中西氏は、「ポピドンヨードやクロルヘキシジンのような皮膚に対する刺激の弱い消毒液は、創傷に対して使用しても問題はない。ただし、エタノールのような強い消毒液は皮膚がかぶれる場合もあり使用しない」と言う。
                 創傷の度合い、消毒液使用に伴う疼痛に合わせて、消毒液の使用を判断していく。軽度の創傷に対しては、水流で傷口を洗って、菌数を減らし、治癒を促す。ただし、「どんな症例でも水道水で洗い流せば済むわけではない。感染が疑われるときは、消毒液で洗う」。消毒液使用による疼痛が強い時には、無理に消毒液を使用することは避ける。 以上m3.comより」転載

                 私は歯科医師ですが消毒液は使用しない派です。
                 創傷外科の現場で治療されている外科医師が10年間消毒液を使用していないと自信を持って述べておられます。その前は多分消毒液を使用していたのでしょうから、比較検討という視点では述べられておりませんが、使用していたから使用しなくなったということであれば使用する派より説得力があると思います。
                | hulaboy | 歯科治療 | 08:45 | comments(2) | - | - | - |
                歯の痛み
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                  美郷町温泉の桜

                   歯髄炎の痛みをほぼ三週間経験してみました。
                  冷水痛、咬合痛に始まり、患側の頭痛、耳のまわりの痛み、顎痛が起こりました。
                  肩こりも顕著に出ました。
                  ついに鎮痛剤が効かなくなってきました。
                  もう冷水痛はなくなってきました。
                  これは歯髄(神経)がかなりダメージを受けているサインです。
                  鎮痛剤が効かなくなってきて歯科治療に集中できなくなる危険性がでてきましたので、抜髄を決心しました。
                  痛みの経過、患者の気持ちなどペーパーの勉強よりもいい勉強ができました。
                   
                  抜髄途中の写真です。
                  以前のブログにも書きましたが右上7番が歯牙亀裂による歯髄炎を起こしました。この写真で近心に亀裂が入っているのがわかりますか?
                  中高年になるとしばしば見られる歯牙亀裂です。すべての亀裂が歯髄炎を起こすわけではありませんが、抜髄にいたるケースもあります。
                   
                   この亀裂による歯髄炎はブラッシングでは防ぐことができません。
                  ブラッシングの重要性を説いて、正しいブラッシングを実践している院長ですので、この私の症例は亀裂による歯髄炎だと念をおしているわけですね。
                   
                   昨日抜髄しましたが、やっと痛みから開放され晴れやかな気持ちです。
                  痛みをとることのできる歯科医師も捨てた職業ではないと思いました。
                   司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」で児玉源太郎陸軍参謀本部次長が日露戦争中に歯が痛み、歯医者はおらぬかと尋ねる記述が出てきます。あいにく歯医者はおらず歯の痛みに児玉氏は苦しみます。
                   歯の痛みを経験して初めて理解できる気持ちですね。ひょっとして司馬遼太郎氏も歯の痛みを経験しているのかもしれませんね。
                   
                   
                  | hulaboy | 歯科治療 | 09:31 | comments(0) | - | - | - |
                  医学部新設について
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                     民主党が検討している医学部新設については全国医学部長病院長会議は反対の意見です。

                     私も医学部の新設には反対します。定員増は検討してもいいと思いますが
                    医学部の新設はコストもかかるし、作ってしまえば壊すことが難しくなります。
                     歯科大を作り過ぎた結果歯科医師過剰の状態が生まれていますが、歯学部の廃止という決断を下した大学はまだありません。
                    定員増減なら対応しています。私は歯科大を今の半分くらいにして欲しいと思っています。少しずつ定員は減っていますが、歯学部を無くすという決断は大学当事者としては思い決断のようです。
                     
                     歯科の教訓から医学部の新設はするべきではないと思います。
                    医学部の新設を認め医師が増加する一方で、医療費の増加が抑えられれば必ず医師の質の低下が起きます。
                     医師に限らず、職業のqualityは経済による影響を受けます。
                    医師の報酬が低くなり収入面で他の職業との優位性がなくなれば社会的地位は落ち、魅力ある職業とは言えなくなるでしょう。赤ひげ先生は尊敬させれているではないかといいう反論もあるでしょうがそれはマザーテレサの世界(献身的、宗教的、人道的)の話になります。
                     
                     私は歯科医師という職業に誇りを持っていますが、経営的に厳しい環境に追い込まれている現況では、他の人に歯科医師になることを薦める気にはならないというのが正直な気持ちです。
                     
                     民主党は医師過剰の状態を作り出したいのでしょうか?
                     
                     政府は歯科の状況を見るかぎり無責任です。(歯科医師過剰の早急な解決をしないという意味)
                     以前にも指摘したのですが、医学部や医師会や医師自身の能動的な活動で地域医療や医師不足といわれている状況を改善していかなければ政府による医師過剰の環境が整っていくでしょう。
                    | hulaboy | 歯科治療 | 10:16 | comments(0) | - | - | - |
                    歯の痛み
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                      私は歯科医師です。今まで歯の痛みをほとんど経験していませんでした。
                      半年くらい前に、右上の奥歯のインレー(部分的に被せてある金属)がはずれたあと強く噛むと痛い症状が出ました。
                      当院の衛生士に歯の拡大写真を撮ってもらい診断をしました。以前に虫歯を削ったところにヒビがはいっていてそこから感染が起こっていました。(ヒビに沿って虫歯になっていました。)
                       どこまで削合しても虫歯の反応(レーザー診断による)が消えませんのでヒビをセメントでカバーしてインレーをかぶせなおしました。
                       
                       この歯が痛み始めました。歯科医師として歯の痛みを知ることも必要と思いしばらくがまんしてみました。
                       わるい歯は右上の7番(一番奥の大臼歯)ですが、冷たいものは飛び上がるほどしみます。食事も右ではできません。これは冷水痛、咬合痛といいまして虫歯になったときの代表的な症状です。
                       
                       まだ我慢してみました。刺激を与えなくても痛くなってきました。歯のまわりの組織もいたくなります。右の耳のあたりや右の顎の奥のほうが痛みます。頭の痛い感じもあります。
                      虫歯菌もなかなかやりますね。
                      自分の仕事もワルクナイと思いました。この痛みをとり再び噛み合わせを回復させることは意義があります。

                       大昔は虫歯(歯髄炎)でも抜歯したでしょう。麻酔、器具を開発、改良を重ね現在に至っていますが歯科医師は必要ですね。
                       私は2週間虫歯の痛みを体験してみましたが、ずっと肩もこるし、鎮痛剤の助けもいるし、この辺で貴重な虫歯痛体験を終え、もう一度ヒビに入り込んでいる虫歯菌を取り除く決心をしました。今回もヒビに沿ってかなり削り取ってもレーザーの反応(虫歯の反応)はおさまりません。
                       これ以上削ると神経が出てきそうです。虫歯菌はとりきれていませんが、鎮静効果のあるセメントで封鎖をして経過をみることにしました。
                       これで症状が治まればまたインレーをかぶせる予定です。
                      痛みがとれなければ抜髄(神経を取る)治療も考えなくてはいけません。

                       虫歯菌よもうこれ以上勢力拡大せんでくれよ。お前もこれ以上暴れると根こそぎ死ぬことになるぞ。このへんで手打ちしようじゃないか。
                      | hulaboy | 歯科治療 | 16:28 | comments(0) | - | - | - |
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