グリーンヒル歯科医院 ブログ。

・・・・・ 院長のひとりごと ・・・・・
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創傷の消毒についてby m3.com
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    創傷に消毒液は絶対に使わない
    皮膚再生を妨げるとする見方がある半面、化膿や敗血症の予防に効果との見方も根強い
    2010年8月10日 星 良孝(m3.com編集部)
    最近、切創、擦過創などの創傷に、消毒液を一切使うべきではないとする考え方が出ている。
    一方で、化膿や敗血症を防ぐために消毒液は依然として必要だという考えも根強い。
    「臨床賛否両論」の第1回では、創傷に対する消毒液使用の賛否を問う。
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    賛成消毒液を絶対に使用しない 「どんな場合でも創傷には消毒液を使うべきではない」と強調する石岡第一病院の夏井睦氏
     「ここ10年間、消毒液は1滴も使っていない。消毒液は創傷治療に使ってはならないものだ」。石岡第一病院(茨城県)傷の治療センター長の夏井睦氏はこう言い切る。
     夏井氏は、消毒液の作用機序、細菌が傷口で増殖する原因などを分析。その上で、ポピドンヨードやクロルヘキシジンに代表される消毒液は使用する場面がないと結論付けた。創傷の程度によらず使用していない。消毒液が創傷の再生を阻害すると考えるからだ。
     細菌を殺す手段は多様だが、殺菌のターゲットを整理すると、細胞壁、細胞膜、細胞質、核酸(DNA)の4つに絞られる。夏井氏は、「消毒液はヒトも持つ細胞膜や細胞質のたんぱく質を変性させるため傷口の再生を担う細胞を殺し、潰瘍を深くするだけ。たんぱく質の変性を起こす点で、消毒液の作用機序は熱湯と同じ。消毒液を創傷に使用することは、傷口に熱湯をかけているようなもの」と説明する。細菌は細胞壁を持つ分、ヒト細胞よりも細菌の方が消毒液から守られているという。
    水道水で洗えば十分
     消毒する理由として、傷の化膿や敗血症の予防が挙げられるが、夏井氏は、「感染の場となる汚れ、血腫や滲出液などを徹底的に取り除くことが重要。その目的を果たすには、水道水で洗い流すだけで十分だ」と強調する。
     皮膚の表層には、化膿や敗血症の原因菌を含めて多くの細菌が存在する。感染が成立して、細菌が増殖して、化膿することはある。しかし、感染がいつも成立するわけではない。細菌が大量に存在する肛門に傷のある切れ痔の人、手術後にギプスをはめている人のギプスで隠れた縫合創は化膿することが少ない。一方で、痔婁の人は、細菌が増殖して感染を起こして化膿する。「相違点は細菌が増殖する場の有無」と夏井氏。血腫、浸出液、縫合糸など細菌の栄養分と水分が滞っている場所が感染源となる。ここで細菌が増殖すると、感染症状を起こし、化膿を引き起こす。重要なのは、感染の場を取り除くこと。
     「大量の細菌が存在しても、膿があっても、炎症がなければ化膿ではない。細菌や膿よりも炎症の状態を重視すべき」(夏井氏)。炎症の4症候は、腫脹、疼痛、発赤、熱感が見られるかどうか。細菌の増殖が疑われたら、抗菌薬で対処すべきだと夏井氏は強調する。

    反対消毒液を使用して構わない
    「ケースバイケースで消毒液は使うべきだ」と語る徳島大学教授の中西秀樹氏
     「何でもかんでも消毒してはいけないという考え方が出ており、多くの医師が悩んでいるのではないかと思う。しかし、擦り傷、切り傷、挫創などに対して消毒液は、ケースバイケースで使用していいものだ」と説明するのは、徳島大学形成外科教授で、日本形成外科学会理事長も務める中西秀樹氏だ。
     傷口を消毒する大きな目的の1つは、化膿や敗血症を防ぐこと。創傷において大腸菌や緑膿菌などが増殖し細菌が血液中に入ると、ショックを始めとした全身症状を引き起こすことがある。創傷部位の汚れがひどかったり、膿が多く出ていたり、臭いが強くなっていたりした時には消毒液で洗浄し、細菌量の抑制を図ることになる。
     「消毒液によって細菌の量を減らしていくという措置は、行っておいてマイナスになることはない」。中西氏の考え方を一言で言えば、こういうことだろう。口腔粘膜や消化管など消毒が難しい場面もあるが、皮膚の消毒は簡単かつ確実に行える手技だ。創傷に伴う汚れ、血腫、滲出液などの汚染源は細菌の増殖を招き得るので、消毒液で除去していこうとするのは合理的というわけだ。
    感染疑いは消毒液で洗浄
     消毒液使用の意味は、創傷治療が滞りなく行われてきたという、多くの医師の臨床経験に裏打ちされている。細胞を傷害する見方もあるが、細菌量抑制のメリットがデメリットを上回るというのが、中西氏の分析だ。表皮や上皮の細胞は、口腔や消化管、肛門の粘膜と比較すると、上皮化に至るまでのプロセスに時間がかかる。感染のリスクは相対的に高く、消毒液を使える場面では使う価値が出てくる。
     中西氏は、「ポピドンヨードやクロルヘキシジンのような皮膚に対する刺激の弱い消毒液は、創傷に対して使用しても問題はない。ただし、エタノールのような強い消毒液は皮膚がかぶれる場合もあり使用しない」と言う。
     創傷の度合い、消毒液使用に伴う疼痛に合わせて、消毒液の使用を判断していく。軽度の創傷に対しては、水流で傷口を洗って、菌数を減らし、治癒を促す。ただし、「どんな症例でも水道水で洗い流せば済むわけではない。感染が疑われるときは、消毒液で洗う」。消毒液使用による疼痛が強い時には、無理に消毒液を使用することは避ける。 以上m3.comより」転載

     私は歯科医師ですが消毒液は使用しない派です。
     創傷外科の現場で治療されている外科医師が10年間消毒液を使用していないと自信を持って述べておられます。その前は多分消毒液を使用していたのでしょうから、比較検討という視点では述べられておりませんが、使用していたから使用しなくなったということであれば使用する派より説得力があると思います。
    | hulaboy | 歯科治療 | 08:45 | comments(2) | - | - | - |
    大垣さんお元気のようですね。
    コメント有難うございます。
    私は創傷の専門家ではありませんので大垣さんの密封......についてはコメントをさし控えます。

    日向の近鉄のキャンプがなくなり日向市民は寂しがっておりますが、日向で近鉄のビッグスターにお会いできたことは市民にとっていい思い出になっています。
    | 院長 | 2010/08/20 11:15 AM |
    大変ご無沙汰しています。以前日向でお世話になった近鉄の大垣です。
    先生のブログに今日出逢いました。
    創傷治療ですが、医師の判断で消毒する、しないを決めることはいいのですが、一般家庭において、十分な水道水の洗浄さらに密封が行わなければ、例えば風呂の湯から雑菌が入り化膿しやすくなるのではと懸念します。
    | 大垣 | 2010/08/19 5:28 PM |









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