2007.07.07 Saturday
東郷和彦著北方領土交渉秘録
やっと東郷和彦氏著の「北方領土交渉秘録」がアマゾンから届きました。
東郷氏の文章はスマートです。
外務省から裏切られても怒りを抑え淡々と状況を説明しています。
東郷チームの偉大さをポピュリズム内閣には理解してもらえなかったことが
残念です。
小泉内閣の誕生は異常な状況で生まれたのが、日露外交にとっては大きなマイナスになりました。
馬鹿の壁の2トップによって政権が生まれたということです。
田中外務大臣の時の外務省は酷いですね。
国のためを思って頑張ってきた東郷チームは冷遇されます。
鈴木宗男代議士を田中真紀子外務大臣の追い落としに利用し、今度は
鈴木氏をリークでつぶしてしまう外務省幹部は当時は冷静な判断ができなかったのでしょうか?
東郷チームの東郷和彦氏と佐藤優氏は鈴木宗男代議士と一緒に仕事をして、
鈴木氏をかばったために外務省を追われるのですが、この陰謀に関わった外務官僚はいまでも外務省でのうのうと仕事をしているのでしょうか?
佐藤氏は逮捕される前に外務省の同僚からこう言われたそうです。
「東郷さんも佐藤君も、仕事にのめりこみすぎた。それだからこういうことになってしまった。北方領土を取り返すなどという難題は、政治家の課題で、我々は官僚としての分をわきまえ、本気で取り組んだらいけないんだ。」
現在の外務省文化からすればこの同僚の言うとおりなのだろうが、東郷和彦氏は国益のために邁進したのであり、そのようなサラリーマン外務官僚の気持ちが理解できなかったことが、鈴木宗男、東郷チームのバッシングにつながっていったのだろうと佐藤氏は分析しています。
外務省にも馬鹿の壁、情熱の壁があったということです。
しかし鈴木宗男代議士のバッシングはすごかったですよね。
外務省からリークされた内容をメディアは疑いもせず、報道にすると国民はそれを信じて、宗男バッシングがエスカレートするといった具合でした。
鈴木宗男と東郷チームは悪だという世論を作り上げました。
私も信じた一人です。
佐藤優氏が不屈の闘志と類いまれな優れた頭脳で反論した「国家の罠」が世に出なければ、鈴木宗男氏は完全に抹殺され佐藤氏、東郷氏の名誉の回復もおぼつかなかったでしょう。
特捜もこの世論で動かされ、鈴木、佐藤両氏の逮捕に踏み切ったのでしょうから、佐藤氏みたいな見事な反論ができずに真実が闇に葬られることも多いだろうなと考えています。
メディアにはもっとしっかりしてもらいたいと思いますが、権力がメディアを道具として使うのは常套手段なので、メディアは覚悟のあるジャーナリストを養成しないと真実に近づけないのでしょう。
佐藤氏も反省として、馬鹿の壁とは言っていませんが、世論に理解してもらう努力も必要だったと述べています。
自分たちは絶対正しいことをしているので、結果をだしてから説明すれば分かってもらえると思っていたのが間違っていたのかもしれないと述べています。
宗男バッシングは外務省の官僚の世論操作の結果起こり自分も含めた国民が鈴木、東郷チームの前に馬鹿の壁となって立ちふさがってしまったのです。
唯一産経新聞だけが佐藤氏に理解のある記事を書いてくれたと佐藤氏が述べています。産経の記者はモスクワで佐藤氏の仕事振りをみていたので、バッシングの内容に疑問を持ったそうです。
一番問題なのは、冷静な判断能力を失った外務省でしょう。
外務省の不祥事続きで乗り込んだ田中真紀子氏は自分の無能を世にさらして失脚し鈴木氏も追いやられ外務省の改革はいつのまにか忘れられ、外務省の不利益を最小限度にとどめた組織防衛にかける能力はすごいと佐藤氏にいやみを言われるくらい自分の出世、生活最優先のサラリーマン組織なのかもしれません。
この本は読むまえから予想していたことなのですが、領土問題がテーマだけに、いろいろ考えさせられ暗い気持ちになります。
ロシアがエネルギー開発で豊かになってきている現在もう日本との領土の交渉にはのってこないのじゃないかなどと素人の私でも心配してしまいます。
東郷氏の文章はスマートです。
外務省から裏切られても怒りを抑え淡々と状況を説明しています。
東郷チームの偉大さをポピュリズム内閣には理解してもらえなかったことが
残念です。
小泉内閣の誕生は異常な状況で生まれたのが、日露外交にとっては大きなマイナスになりました。
馬鹿の壁の2トップによって政権が生まれたということです。
田中外務大臣の時の外務省は酷いですね。
国のためを思って頑張ってきた東郷チームは冷遇されます。
鈴木宗男代議士を田中真紀子外務大臣の追い落としに利用し、今度は
鈴木氏をリークでつぶしてしまう外務省幹部は当時は冷静な判断ができなかったのでしょうか?
東郷チームの東郷和彦氏と佐藤優氏は鈴木宗男代議士と一緒に仕事をして、
鈴木氏をかばったために外務省を追われるのですが、この陰謀に関わった外務官僚はいまでも外務省でのうのうと仕事をしているのでしょうか?
佐藤氏は逮捕される前に外務省の同僚からこう言われたそうです。
「東郷さんも佐藤君も、仕事にのめりこみすぎた。それだからこういうことになってしまった。北方領土を取り返すなどという難題は、政治家の課題で、我々は官僚としての分をわきまえ、本気で取り組んだらいけないんだ。」
現在の外務省文化からすればこの同僚の言うとおりなのだろうが、東郷和彦氏は国益のために邁進したのであり、そのようなサラリーマン外務官僚の気持ちが理解できなかったことが、鈴木宗男、東郷チームのバッシングにつながっていったのだろうと佐藤氏は分析しています。
外務省にも馬鹿の壁、情熱の壁があったということです。
しかし鈴木宗男代議士のバッシングはすごかったですよね。
外務省からリークされた内容をメディアは疑いもせず、報道にすると国民はそれを信じて、宗男バッシングがエスカレートするといった具合でした。
鈴木宗男と東郷チームは悪だという世論を作り上げました。
私も信じた一人です。
佐藤優氏が不屈の闘志と類いまれな優れた頭脳で反論した「国家の罠」が世に出なければ、鈴木宗男氏は完全に抹殺され佐藤氏、東郷氏の名誉の回復もおぼつかなかったでしょう。
特捜もこの世論で動かされ、鈴木、佐藤両氏の逮捕に踏み切ったのでしょうから、佐藤氏みたいな見事な反論ができずに真実が闇に葬られることも多いだろうなと考えています。
メディアにはもっとしっかりしてもらいたいと思いますが、権力がメディアを道具として使うのは常套手段なので、メディアは覚悟のあるジャーナリストを養成しないと真実に近づけないのでしょう。
佐藤氏も反省として、馬鹿の壁とは言っていませんが、世論に理解してもらう努力も必要だったと述べています。
自分たちは絶対正しいことをしているので、結果をだしてから説明すれば分かってもらえると思っていたのが間違っていたのかもしれないと述べています。
宗男バッシングは外務省の官僚の世論操作の結果起こり自分も含めた国民が鈴木、東郷チームの前に馬鹿の壁となって立ちふさがってしまったのです。
唯一産経新聞だけが佐藤氏に理解のある記事を書いてくれたと佐藤氏が述べています。産経の記者はモスクワで佐藤氏の仕事振りをみていたので、バッシングの内容に疑問を持ったそうです。
一番問題なのは、冷静な判断能力を失った外務省でしょう。
外務省の不祥事続きで乗り込んだ田中真紀子氏は自分の無能を世にさらして失脚し鈴木氏も追いやられ外務省の改革はいつのまにか忘れられ、外務省の不利益を最小限度にとどめた組織防衛にかける能力はすごいと佐藤氏にいやみを言われるくらい自分の出世、生活最優先のサラリーマン組織なのかもしれません。
この本は読むまえから予想していたことなのですが、領土問題がテーマだけに、いろいろ考えさせられ暗い気持ちになります。
ロシアがエネルギー開発で豊かになってきている現在もう日本との領土の交渉にはのってこないのじゃないかなどと素人の私でも心配してしまいます。